東芝ビジネスエキスパート株式会社

DX人材育成の支援

DXを企業全体として実現するためには、所属する一人ひとりがDXの素養を養い、デジタル活用によるビジネス変革の理解・関心を持ち、自分事としてとらえることが不可欠です。さらに、実際に企業がDX戦略を推進するには、企画から運用までのプロセスにおいて、役割(ロール)にあわせた専門性の高いスキルをもつことが課題となります。
組織のリーダーは、自社のビジネス戦略や経営課題にあわせた事業戦略を立てるとともに、一人ひとりの目指すキャリアに関する人材育成計画を策定する必要があります。メンバーとの1on1や、組織のビジネス変革に対するアイデアワークショップなど、課題にあわせた人材育成プログラムや研修設計などを支援します。

(例)東芝グループの DX人材

東芝が定義する「DE」「DX」
 DE:「DE」はデジタル技術を活用し、現在の自身の業務内容などから、効率化・高度化すること。また、ビジネスモデルをサービス化、リカーリング化に変革していくこと。
 DX:コミュニティ・エコシステムを形成するプラットフォーマーになり、ビジネスモデルを大きく変革すること、新たなビジネス構造を構築すること。

ロール(役割) 定義
A プロセスイノベーター ・ 変革に情熱を持ち、社内業務における課題解決の目的を定義し、その目的の実現方法を策定したうえで、目的達成の為に挑戦できる人材
・ 既存の事業、製品・サービスの目的を見直し、再定義した目的の実現方法を策定したうえで、目的実現に向けたプロセスの一貫した推進を通じて、目的を実現する人材
B ビジネスプロデューサ ・ DE/DXやデジタルビジネス(マーケティング含む)の企画立案を担う人材
・ ビジネスや業務の変革を通じて実現したいこと(=目的)を設定したうえで、関係者をコーディネートし関係者間の協働関係の構築をリードする人材
C プロダクトマネジャー ・ 顧客体験価値を最大化するアジャイルマインドを持ち、製品・サービス戦略を立案し、リリース後も継続して顧客の課題解決のために、必要な機能を探求し続ける人材
・ 製品・サービスの立ち上げや継続的な改善のために、サービスデザイン、製品開発や運用等の包括的な基礎知識を有し、専門スキル人材からなるチームの統括指揮を担う人材
D プロジェクトマネジャー ・ 期限や予算といった制約の中でプロジェクトを予定通りに遂行していくために、計画を立てたり、実務を管理するなど、案件に関わるすべてを幅広く把握し、監督する人材
・ プロジェクトのQCD(品質・原価・納期)を徹底的に管理し、顧客の求める成果物を確実に納品し価値を最大化する責任を担う人材
E サービスデザイナー ・ ビジネス・顧客/ユーザー・技術の総合的な視点で、顧客体験の設計・開発・検証・改善のプロセスをデザイン思考でリードできる人材
F ビジネスコンサルタント ・ 業務の効率化や業界でリードするための戦略など、企業の問題を解決する方法を設計したり、経営インパクトのモデリングや定量化行う人材
G データサイエンティスト ・ データサイエンス力、データエンジニアリング力をベースにAI技術などを駆使してデータから価値を創出し、事業・業務に精通したデータ解析・分析を行い、ビジネス課題に答えを出す人材
H システムアーキテクト ・ システム開発の上流工程を主導する立場で、豊富な業務知識に基づいて的確な分析を行い、必要な要件を定義し、業務ニーズに適した情報システムのグランドデザインを設計し完成に導く人材
I インフラエンジニア ・ 情報通信に必要な基盤を設計・構築、および運用保守を担う人材
J アプリケーションエンジニア ・ ITシステムのアプリケーション部分の開発・運用を担当する人材
・ システム設計からプログラム開発、システムテストまで、アプリケーション開発にまつわる一連の業務を担う人材
K セキュリティエンジニア ・ サイバーセキュリティを考慮したシステムの設計や、運用管理を行なう人材
・ 新しいシステムの構築だけでなく、サイバー攻撃を未然に防ぐための調査や、セキュリティを向上させるために既存システムの改善などを行う人材
L サービスオペレーター ・ 優れたサービスを継続的に顧客に提供するため、「PDCAサイクル」を実施し、サービスの質と顧客満足度の向上を図り、サービスの運用を進めるリーダー的な役割を担う人材
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